当社へご相談を寄せられる企業様の中には、各工程を分散発注したものの、連携や調整がうまくできず、品質管理に失敗したという経験をお持ちの方が少なくありません。また、コスト削減を目指して、海外企業などへ発注したために満足いく精度が得られず、回り道をしてしまったというお話もよくお聞きします。
愛知県額田郡幸田町で精密部品加工を手がける伸幸ファインテクノでは、創業から25年エンプラ成形・加工に携わってまいりました。さまざまなエンプラ・スーパーエンプラの特性を熟知しております。また、精密部品・小型部品の製造・成形・加工を手がけた実績が多数あり、金型設計段階から一貫して関わることができるため、お客様のご依頼に対し最適なご提案が可能です。
問題点 |
海外工場の設備機械に使うギアを樹脂化(材料:PA66)したが、船舶での輸送時に高温多湿の赤道付近を航行することでギアが吸湿膨張してギア同士が食いついてしまって動かない問題が発生した。 |
伸幸ファインテクノでの改善結果 |
ギアの吸湿による歯先円直径の膨張量は、他社で作ったギアでは0.1mm以上なのに対して製作したギアは0.02mmで抑えることができた。膨張量を抑えることで問題を解決することができた。 |
樹脂の状態が不均一で疎な部分があれば、そこはより水分を吸収してしまいます。ですので、樹脂が一様な状態で密に詰まった製品が吸湿の少ない良質な製品となります。
伸幸ファインテクノではナイロン系樹脂で寸法精度を出すために独自の成形技術を用います。下記はその成形技術の実験の一例です。(透明の樹脂に黒のペレットを混ぜた成形実験)
伸幸ファインテクノでは、このような精密部品を高品質でお届けするため、製造工程の一つひとつに細心の注意を払うだけでなく、製造現場の環境整備、当社スタッフの労働環境整備にもさまざまな工夫を行っています。