私たちの暮らしには、プラスチック製品が溢れています。プラスチック部品の使用箇所は、従来では考えられなかった部分にまで及びます。それは、一般樹脂とは違う特殊な機能を備えたエンジニアリングプラスチックやスーパーエンジニアリングプラスチックが樹脂メーカーの努力によって次々と生み出されているからです。
エンジニアリングプラスチックの進化により精密部品や金属部品、特殊な機能を備えた部品の樹脂化も、エンジニアリングプラスチックの金型製造技術・成形技術をもって行えば実現可能になっています。ここでは、エンジニアリングプラスチックを使用して既存部品を樹脂化した場合に得られるメリットをご紹介します。
樹脂化を望まれる方の大きな目的のひとつに、コスト削減があるかと思います。使用する材料や製造工程によって削減率は異なりますが、概ね部品の樹脂化は、削り出し成形にさまざまな面でコスト削減が期待できます。
材料コストの削減
製造業における大きな問題のひとつに、材料の価格変動によるコスト高騰があります。樹脂は、金属やガラス等の材料と比較すると、原料単価も比較的安価でコストが安定しているため、大きなコストダウンが期待できます。
製造工程のコスト削減
現在、切削で製造している量産部品を樹脂の成形品に置き換えるのであれば、製品単価は大幅に削減できます。
また、複雑な形状にも対応できるという射出成形の加工特性を活かすことで、複数部品の一体化ができれば部品点数を減らせます。ひいては組立て工数の削減も可能となり、時間削減につなげることができます。
金属やガラス・ゴムを用いた部品と比較して、樹脂部品は非常に軽量です。
耐熱性や強度に優れたエンプラ・スーパーエンプラの採用で、部品軽量化を図ることができれば、製品そのものの可能性が広がるでしょう。
エンプラ・スーパーエンプラを使用した樹脂化(プラスチック化)では、適材適所の選択によって、次のような性能の向上が期待できます。
耐水性・防錆・透明化・絶縁性・加工性・耐薬品性・大量生産化・環境調和 |
愛知県額田郡幸田町の伸幸ファインテクノでは、創業以来培われたエンプラ金型設計・加工・成形の技術の蓄積から、お客様の使用目的に合ったエンプラ・スーパーエンプラのご提案が可能です。
単にご依頼通りに成形するだけでなく、製品設計段階からサポートして必要に応じこちらから最適なご提案をいたしますので、樹脂化でお悩みなら、まずは一度、当社へご相談ください。